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Sunday, April 8, 2012

[Nuke]Nuke tips: Bの流れを意識する

Nuke Tips: Bの流れを意識する

大人数とNuke scriptを共有した自分の経験を元に、慣れていない人程つまずきやすい、意識しにくい点を紹介。
("B"の説明はNukeオフィシャルhelpに有)

MergeノードにA,Bのプラグがあるが、B側のチャンネルが全て下流に引き継がれることを理解すること。画像のようなつなぎ方に何度か出くわしたが(作ったのはひとりではない)、特別な目的が無い限り避けること。Aにつないだ画像をRotoマスクで切りたかったと思われる。


なぜ駄目なのか?
理由1、Aに繋がれたchecker画像のdepthチャンネルがMergeノードで断絶されている。(ノードの紫色四角で表されているチャンネル。viewerで確認しなくてもNode Graphで分かる)
理由2、Rotoで切るのを(一時的にでも)やめたくなって、Mergeノードをdisableしたら・・?

Shuffle Copyノードの1,2などもMergeのBと同じで"2"が引き継ぐ。

上の理由から特に他人と共有するScriptはBの流れを理解した上で、かつ、視覚的に構造がわかりやすいようにNodeを組む事がとても大事。画像はNodeの配置について、よくない例と理想的な例。


全体の構造を視覚的に分かりやすくするのも大事だが、何かエラーに出くわした時、必ず上流に原因がある。上流をたどって行く=Bの流れを逆にたどっていく事。たどっていきやすさはNodeの配置に影響される。
3レイヤーMergeして終わり!位なScriptなら配置に関して神経質にならなくてもよいかもしれないが、構造が複雑になればなるほどこの心がけが重要になる。

「複雑」の例↓。iron man IIのメイキングより引用。解説によると、この例ではBの縦ラインの右側がCG、左側が実写素材と振り分けられている。Bの流れと全体の構造がこれだけ引いた画像でも大体わかる事に注目。
どんな場合も「縦にまっすぐ」でなくて良いが、「わかりやすく作る」を心がける。

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